秋の気配が届く夜

月に一度『帆の会』20年以上続いている句友の集まりに参加しています。
女流俳人の恩師は米寿過ぎ、たおやかで持病もなく全員の中で
一番お丈夫。落ち込んでいてもこちらへ参加するとぬくもりのある仲間達。
皆、元気になって家路につきます。

ホテルが会場なので夕飯を楽しむのも特徴。

秋を迎えて

夏帯を解く波音を聞きながら

朝涼の図面に夢の弾みをり

西穂高真向かひてゆく花野かな

コーヒーにジャズのながるる金魚玉

藍染めに刺子はかどる夜なべかな

踊り笠解く路地裏の逢ふせかな

背伸びして賽銭なげる子地蔵盆